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あらすじ
ある夜、一条天皇(980〜1011年)が不思議な夢を見られて、当時名工として知られた三条の小鍛冶宗近に御剣を打つことを命ずる為に、橘道成を勅使として遣わされました。宗近は宣旨を承りはしたものの、一人では御剣を打つことが出来ません。相槌に優れた者が居なくて困った宗近は、神にすがるより仕方ないと思い、氏神である稲荷明神に祈願のために出かけます。すると一人の童子が現れて、不思議にもその童子は既に勅命を知っており、「君の恵みによって御剣は、必ず成就するであろう」と安心させます。そして、和漢の銘剣の威徳や故事を述べ、特に日本武尊の草薙剣の物語を詳しく語って聞かせ、「通力の身を変じて力を添えよう」と言って、稲荷山に消えていきます。 |
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